食いしん坊が行く


〜 西班牙市場 〜


ジャンル スペイン料理
住   所 川越市今成字月吉535−1
電   話 0492−41−3535
備   考 ランチ11:30〜15:00 ディナー17:00〜23:30
月曜定休。Pあり。


 新聞を見ていたら、スペインのパエリアコンテストで、日本人が優勝したという記事が載っていた。 へ〜、と読んでいると、その人のお店は川越にあるという。 川越といえば行って行かれない範囲ではない。 早速賛同者を募って出発したのである。

 場所はJR西川越駅のそば、県道川越日高線沿いにある「今成バス停」の前だ。 お店の案内によれば、川越インターから信号2つ目で、ロジャースから信号2つ目。 国道16号を使うならば、八王子方面から来ると、ロジャースのある交差点を左折する。 今成という信号でT字路になるので左折。すぐの右手にある。 かなり分かりやすい場所にあるので、行きやすいのだが、1つトラップが仕掛けられている。 それは、お店の前に「すぺいん亭」と書かれた看板が出ている事だ。 お店の名前は「西班牙市場」である。 慎重派の僕は、こりゃ違う店だと判断し、いったんは通り越してしまった。 だが、冷静に考えれば、こんなに近くにスペイン料理屋が2軒あるわけないのである。 恐れずに入って行こう。

 紆余曲折の末、お店に到着。 タイルがたくさん埋め込まれたお店は、店内に入ると暗い。とっても暗い。 昼なのに夜。イメージとしてはディズニーランドのカリブの海賊といった雰囲気だった。 ゆっくり進むと、赤いシャツに黒いパンツといったスパニッシュなお兄さんが登場した。 僕の心境は、おっかなびっくりといった感じだった。

 メニューを開くと、お目当てのパエリアがあった。確か、1人前が850円(だったと思う)。 思ったよりリーズナブルだ。それに、オムレツやサラダ、ドリンクなどを追加する事が出来るといった寸法。 とにかくパエリアは注文決定。 ほかに……。スペインの家庭料理だというスープがあった。これも注文することとした。

 注文してから料理が出るまで、僕は店内を観察していた。 照明にはワインの青いビンが使われていたり、テーブルはパエリアの鍋らしきものだったりする。 床や壁には沢山のタイル。 思い起こすと、駐車場にコンクリを混ぜる道具や、タイルが置いてあった。 もしかすると、お店は手作りなのかもしれない。 なかなか味があるのだが、床がでこぼこしているので、テーブルがガタつくのが難点だった。

 いよいよ料理が運ばれてきた。パエリアは1人前ずつお皿に盛られていた。 ちょっとガッカリだが、手間がかからなくて良い。 スープの方は、肉やソーセージ、野菜、豆などの具と思われるものがお皿に盛られて出てきた。 そして細いパスタが入った透明のスープも別のお皿で出てきた。 イメージはポトフを作り、中身を取り出す。残ったスープにパスタを放つといった感じだ。 これはなかなか素朴で美味かった。 具に付けるように言われたマスタードみたいなモノがあった。辛子なのかな? ややピリッとして、クリーミーで美味しかった。 これ、欲しいな〜。

 それと、セットで付けたサラダが美味しかった。 ガスパチョにざく切りの野菜がのっていたのだが、goo。 僕はガスパチョにはかなり失望していたのだが、これはかなり美味い。 相当美味い。僕のガスパチョ感が変わった一品だった。 ……でも、サラダなんだろうか? ま、いっか。

 真打ちパエリアはというと、皿に盛られているために冷めるのが早いのが残念だが、 まあまあ美味しかった。 コンテスト1位! という晴れやかな肩書きを感じることは出来なかったのだが、 これはこれでアリでしょう。

 注文したものが全て出た後、サービスということでチュロのような棒状のドーナツをもらった。 ちょっと嬉しいサービスだったのだが、いつもあるとは限らないのだそうだ。 気まぐれなんだって。

 会計の際、カウンターを見ていると、不思議なイラストが貼ってあった。 泣いている人間の顔に×印。 「これは?」と尋ねると、「泣き顔はダメってことです」と。 ってなわけで、あくまで美味いモノを食べて、大いに楽しむためのお店なのであった。 今度は夜、お酒なんぞを頂きたいと切に願わずにはいられない。



ご馳走になった日:2003年10月

データは上記の日付のものです。
その後、変更があった場合はご勘弁下さい。
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